オラオラデヒトリイグモ
孤独にひっそりと消えるのが美徳だとされてきた日本で
突然狂った人物から白羽の矢を立てられ、心中させられる。
小さな社会犯による凶行。
恐らく赤の他人と死を共にするにあたり細やかなECSTACYがあっただろう
誰かと共に生まれ、自ら愛した羨望の存在と消えるのだ
被害者に手向けられた花束は今や加害者の物と区別を付けることも難しい。
親族と同じ墓に入るよりも暗雲立ち込める日本の孤立した核家族主義に一石を投じる。
不和は不和を呼び、不信感は明確な事件となって
崩壊しつつあるこの理不尽な世界に残酷なニュースと印象を撒き散らして行く。
拭い切れない閉塞感。揺らぎ行く悪の概念。
今まで虚構に押し込めていた物がドロドロと溶け出して染めていく。
雲のように小さな幸福を覆い隠す、君は紛れも無く巨大なダメージを与えたのだ。
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