いままでもいろいろ分解してきていまさらでもあるのだけれど。
久しぶりに実家の掃除機を分解して、「メーカーの技術者は頭いいなあ」と思ったので。
取説には冒頭に「絶対に分解するな」と書いてあるので、くれぐれもマネはしないように。
まず、基本的に分解は想定していない。なので、表面に現れているネジは非常に少ない。
最近の家電はプラスチックのノッチで嵌め込むようになっているのも多いのだが、さすがに掃除機ぐらいのヘビーデューティー製品になるとネジ止めしてある(といってもタップネジだから心もとないものではあるけれど)。よく見ていくと取っ手のところの「ここはいくら何でも装飾部分でしょう」みたいなところが6本のネジで止めてある。それから、リア部分の黒いところに、目立たないような黒ネジが3本ある。そのうちの1本はまさかの電源ケーブル収納部の入り口に隠れていたので、最後まで見つけられず、苦労した。
で、これらのネジを外すと、次々と重要な部分のネジが現れる仕組み。うまく隠してある。
いくら説明書に「分解するな」と書いてあっても、やっぱりやってしまう私のような大馬鹿者がいるのだから、それを防ぐためにしっかりと隠してあるわけだ。そういうのを見るたびに、「こいつら、頭いいよなあ」と思う。家電なんてシロモノで単純なものだと思ったら、とんでもない。そういったネジの配置にまで、気がきいている。内部機構にはもっと工夫があるんだろうけど、私みたいなシロウトにはわからんな。とりあえず、分解から組み直しまで2時間かかって、どうにか動いたので良しとしよう。やれやれ。
日本はねじの発明者に特許利用料を支払えよ 盗むな