2019-01-20

ぼくは探偵

ぼくは探偵

というよりぼくの中に

探偵を飼っているというべきだ

から ぼくは立ち上がる というより

ぼくの中の探偵が立ち上がる

これは誰かのお母さんが、その昔書いたお話の一部。

今度の事件にしたって そうだ

殺仁事件 人心事故ときたもんだ

パパが家出しましたから、1か月が経った。

あれから少しずつ状況は変化しているものの、

いまだ解決道筋は、見えない。

探偵から と探偵がいつもいうんだ

見てはいけないものも見なければいけない

探偵から

ナイフを突き刺され絶命

なんてことも恐れずにやらなければならないんだぜ!

と いつもぼくの背中を押すんだ

でも、母も私もいまひとつ踏み込めない。

いまだに父のこころが、理解できないでいる。

探偵はなぞを解明する義務がある

すべての暗号は解読されなければならない

こころだろうと なんだろうと

カーテンというカーテンをひっぱがして

その実態を明るみのもとにさらけ出す使命があるのだ

でも! と

ぼくは大声をあげた

あの中に

あのカーテンの中にもしも

なにもなかったら?

こころからっぽなんて考えただけで

ぞっとする

こころがないなんて

探偵はふるえた

ぼくもふるえた

二人とも体をぴったり寄せ合って

じいっと窓を見あげたんだ

このお話の終わりはこんな感じ。

するとその時だ

世界が忽然と消え失せた ようにみえたが

突然目かくしされたのだ

と思ったがそいつもちがった

まり

消えてしまったんだ

窓のあかり

正確にいえば

すべてはふたたび闇の中

って わけさ


はいまだに闇の中。

この日記の終わりは、どんな感じなのだろう。

記事への反応 -
  • というタイトルのメールが、実家の母から夜届く。 この年の瀬に、まさに晴天の霹靂。 ちなみにわたし、アラフィフの年齢。飛行機の距離に住んでいる。 すわ痴呆と、とりあえず母...

    • ぼくは探偵 というよりぼくの中に 探偵を飼っているというべきだ だから ぼくは立ち上がる というより ぼくの中の探偵が立ち上がる これは誰かのお母さんが、その昔書いたお...

    • 相手の女の人がお母さんとあなたを知ってやってるなら、大人の世界のことだからと飲み込むしかないけど、年金とか相続とかで面倒なことになるから、同級生で弁護士になったひとを...

      • 相続が面倒になるねぇ。 ただ相続は何を持って正当化するのか? 自分で稼いだ財産ぐらい好きにさせてあげたら?と思うが。 ただしこれが言えるのも本人がピンピンコロリな場合。 ...

        • お母様がまずこまりそして子供。年金なくなった、子供が面倒みろってなるかも。 生前贈与はとか。 ま、サラリーマンだけかもしれんけど

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    • まあ、人間関係云々より、芸術を優先するって価値観が両親ともに形成されてるんやろなあ

    • ゼニカネが絡んでくるのが厄介なんよな 親がゼニ持ってれば問題ないんだけどさ。 婚姻解消してからやってほしい。まじで。

    • なー よかったじゃんお母さんから最大の教訓もらって 男なんてまともに人生注いで愛すだけ、損な存在の可能性が高いって事だよ 気持ちが動いてもまともな人間なら最低限これまでリ...

    • 先日の日記 パパが家出しました に多くのコメントを頂いている。 すべてのコメントに回答することはできないが、全部目を通させていただいた。 本当にありがたい。どうもありがと...

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    • パパが家出しました にいただいた多くのコメント、すべて目を通させていただいている。 本当に、ありがとう。 今夜は、夕食を用意して父を待つのだと、母は言う。 「大根もさ...

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    • 年を重ねるにつれ実家で暮らす時間は徐々に減っていき、ついに実家を出て20年あまり でも、どこにいても振り返れば、あの懐かしい暖かな場所はそこにある はずだった。 父が...

      • こういうのオタクが書きそうな感情表現多いよねこのサイト これが増田文学(笑)ってやつ? ごめん文章の内容には興味湧かなかったからノーコメントで🙏

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