2019-01-09

推しに思うこと

私の推しは美しい。推しなんだからフィルターかかってそりゃ美しいのは当たり前だろって感じもするけど、それにしたって美しい。

見ていると不安気持ちになる。芸能人なんだな、って思う。美を売り物にしているんだ。

その美で、周りをねじ伏せているような人だ。それが私をひどく不安定な気持ちにさせる。

度を超えた美しさというのは、殆ど呪いのようなものだと思う。呪いとか、背負ってしまった業とか、そういうもの

推しが以前週刊誌に撮られたことがある。ごく個人的なことを暴露するような内容の記事(読んではいないけどそうらしい)に、とても悲しい気持ちになった。

推しも悲しんでいるんだろうな、と思ったら本当に苦しかった。心が裂かれるような思いがした。

自由に恋してほしい。自由に生きてほしい。誰かを愛しても愛さなくても、心のままにいてほしい。

推しセクシャリティや、人間性や、考え方を誰も暴こうとしないでほしい。

そういうもの普通、白日のもとに晒されていいものじゃない。皆が心の奥に秘めている、脆くて敏感なもの

それをカメラの前に引きずり出して、ズタズタに切り刻むようなことをされないでほしい。

でも推し芸能人で、自分自身を切り売りしている。推し私生活をみんなが知りたがる。

推しは呪われている。美しさの呪いにかかっている。そんなに美しくなければ、推しはごく普通に生きられたのに、と思う。

推しよ、どうか幸せでいてほしい。思うままに生き、自由に笑って自由に泣いて、いつでも幸福を頭から浴びていてほしい。

カメラの届かない楽園で、愛する人と結ばれてほしい。本気でそう思う。

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