映画ALWAYS 三丁目の夕日'64の話に疑問を持った。
茶川竜之介がやったことは結局なんだったのだろうか。古行淳之介との事である。
もともと、淳君の父は淳君の引き取りを希望していた。良い教育を与えるべきだ、茶川さんが淳之介に対して良い教育を施せなければ次は淳之介を連れて帰るというような内容の事を淳君父は言っていた。
そしてALWAYSの三作目であるALWAYS 三丁目の夕日'64では、東大進学よりも作家になることを希望する淳君を家から追い出している。
何よりも教育が大事というなら、茶川は淳君の淳君父と同じになってしまったのではないか。
それとも、淳君に対して良い教育をという、淳君父との約束を守ろうとしていたのだろうか。
そうであるなら、追い出すまでするのは辻褄が合わないと感じる。
茶川竜之介は茶川父の反対を押し切り、作家になった。その作家としての活動を茶川父は良く思っていないかと思えば、実際には茶川父は喜んでいた。
茶川父の部屋には雑誌が取ってあり、付箋(だったかな?)に茶川竜之介の作品の感想が書き込まれていた。
この茶川竜之介と茶川父との関係がありながら、淳君の作家志望には何故理解を示せなかったのだろうか。
今一つ腑に落ちない作品だった。