そもそもあと数ヶ月で39になる私の歳では子供はまず授かりにくいだろう。
もし授かったところで母子ともに健康で産めるのか、産んだところで次は障害だなんだと面倒なこばかり考えてしまう。
子供を産んだらこの平穏な生活が失われてしまうのではないか。いやそんなのどうでもよくなるくらい子供は可愛いかもしれない。実際産んだら授かりもせずにぐだぐだ想像していたことなど全て吹っ飛ぶくらいの〝子供のいる幸せ〟がやってくるのかもしれない。
でももし子供に知的障害があったら?健康に産めなかったら?育ったのち犯罪を犯したら?私たち夫婦はどれほど苦悩するだろう。
老後自分たちの面倒を看てくれる人がいて金銭的にも余裕のある生活がすでに保証されていたら私はこんな風に悩んだりするだろうか。
気楽な今の生活を引き換えにしてまで子供を産むという賭けに出て後悔しないだろうか。
そもそも子供を産むことを賭けと捉えているような人間が子供を望んでも良いのだろうか。
そんなことを考えているうちに気づけば取り返しがつかないくらい老いていて、そのときになって私はまたあのとき子供を作る努力をしておけば良かったと後悔するのだろか。
うちの隣にダウン症の人住んでるけど、生活はめちゃめちゃだよ。昼夜を問わず叫びまくってるよ。 ご両親はもう80くらいだろうな。今は達者だけど、いつ倒れても不思議じゃない…。 ...
事前にわかるんでしょ