ナチスは障害者を虐殺したらしいが、日本は年間数十万人を殺している。
事故死、殺人、自殺と、病死のうち80歳未満のものは、やりようによってはふせげるものだ。
ではなぜ防げなかったのか? 金がなく、人が足りず、技術が足りず、時間が足りないからだ。
無知のベールで考えてみよう。次のどちらが良いか。共に人口は100人だ。
A国では、政府によってもっとも生産性の低い10人が殺される。残りの90人のうち、30人が事故に遭うが、そのうちの20人は生還できる。生き残った80人の平均寿命は90年である。
B国では、100人全員が政府により最低限の文化的な生活を保障されるが、35人が事故に遭い、そのうち5人しか生還できない。生き残った70人の平均寿命は70年である。
病院のトリアージと一緒なんだよな。 日本は一応豊かな国だということになっているが、実態はこんなもの。 なにも実際にトリアージをしなくても、そういう状態なんだということを国...