かくいう自分もプレイ中。SFC時代のRPGを彷彿とさせる良い出来だ。
さて、「SFC時代のRPGを彷彿とさせる良い出来」とは一体なんだろう?
パッと見、「ドット画」がその答えのように思えるが、おそらくこちらは本質ではない。
3Dモデリングが主流の現在のゲームの場合、「よーし、がんばろう」というセリフがあると
キャラクターは手を振り上げ、大げさにジャンプしたりする。それはとても漫画的またはアニメ的表現で、
わかりやすくもあるのだけど、演出過多でゲームとしてはテンポが悪くなる。
一方で、古いRPGはその表現能力の低さゆえに、頭の上にビックリを出したり、
決めポーズの構図に一瞬で変えるなどといった表現で対応してきた。
そういう意味で、オクトラはドット画ではなく、テンポ懐古主義だ。
そしてそれが受け入れられたのだと思う。良いゲームだ。