facebookで型通りの挨拶投稿をして、親しい人には直接挨拶をした。
仕事を辞めたらきっと暇だろうと思っていた。
だから、その期間に読もうと本をいくつか買ったし、勉強用の技術書も買った。
家事をして、友人や実家とコミュニケーションを取り、家族と会話をする。
貯めてしまっていた各種手続きや、通院を処理するだけでもそれなりの日数を要した。
スーツ以外の服を買うところから始めなければなかったし、わからないことだらけだった。
3ヶ月たって、一日の中で手持ち無沙汰になる時間がようやくできた。
振り返ってみると、働いていた時でも並行してこなすべきだった生活タスクがこんなにもあったことに驚いた。
実際には並列で処理することはなく、負の貯金として貯め続けることになっていたが。
仕事はそれほど嫌いではなかった。
それでも労働は体に悪い。そう実感した三ヶ月だった。