デューデリジェンスは、英語のDue(当然の、正当な)とDiligence(勤勉、精励、努力)を組み合わせた言葉で、直訳すると、
当然の努力という意味になる。もともとデューデリジェンスは、法律用語である。企業が証券を発行するとき、開示している情報が
証券取引法の基準に適合しているのか、投資家を保護する観点から開示情報を精査することを指して使われたことが語源と
いわれている。この言葉も、今日では、主に投資用不動産の取引を行うときや、企業が他社の吸収合併(M&A)や事業再編を行うとき、
あるいはプロジェクトファイナンスを実行する際、果たして本当に適正な投資なのか、また投資する価値があるのかを判断するため、
事前に詳細に調査を行うことを指して使われている。