ハテナくん「エントリくん、随分と息が荒いね。性犯罪者予備軍かな?」
エントリくん「はあ……なに言ってんだよ、ハテナくん。『急いで来い』って言ったから走って来たんだ」
ハテナくん「確かに『急いで来い』とは言ったけど、『走って来い』とは言ってないよね」
エントリくん「……ええ?」
ハテナくん「え、何? エントリくんは『急いで来い』と『走って来い』を同じだと思ってるの?」
※ハテナくんは自分の発言の不備を指摘されると、「解釈の違い」を理由に責任を回避する。機嫌が悪いときは「解釈を間違えたエントリくんが悪い」といった具合に返してくるので、この日のハテナくんは割と良好。
エントリくん「ハテナくん、物差し持ってただろ。この紙が何cmか分かる?」
ハテナくん「じゃあ、今回はこの物差しを使って、こっちの角度から見てみよう……横10cm、縦は20cmかな」
エントリくん「ありがとう。一応、こっちの紙の長さも測ってくれない? たぶん同じ長さだとは思うけど」
※ハテナくんは様々な物差しを、様々な角度から使い分ける。その繊細な使い分け方はハテナくんにしか分からない。
エントリくん「……で、こうフワフワと」
ハテナくん「ハテナくん、ちょっと話が雑すぎるよ。もう少し噛み砕いてから話してくれない?」
エントリくん「え、ごめん。何というか、こう……その時の感動をそのまま言葉にしたほうが伝わると思ってさ」
ハテナくん「……わかる」
エントリくん「あ、わかるんだ」
※ハテナくんは、無根拠で漠然としている話が苦手。ただし自分が共感できる場合は別。
エントリくん「……で、その人は謝ってはいたけれども、弁償はしてもらえなかったんだ」
ハテナくん「それは災難だったね。相手が政治家だったら謝るかどうかすら怪しいだろうね」
エントリくん「……それで、その後の僕は家に帰って……」
ハテナくん「政治家はどれ位の頻度で家に帰っているんだろうねえ」
エントリくん「ハテナくん。政治家の話はさっき散々聞いたんだけど」
※ハテナくんは、自分の中で関心が高い事柄を色んな話に捻じ込んでくる。少しでも関連性があればよいため、エントリくんが回避する術はない。