2018-06-22

番外編 ハテナくん4コマ

解釈

ハテナくん「エントリくん、随分と息が荒いね性犯罪者予備軍かな?」

エントリくん「はあ……なに言ってんだよ、ハテナくん。『急いで来い』って言ったから走って来たんだ」

ハテナくん「確かに『急いで来い』とは言ったけど、『走って来い』とは言ってないよね」

エントリくん「……ええ?」

ハテナくん「え、何? エントリくんは『急いで来い』と『走って来い』を同じだと思ってるの?」

ハテナくんは自分発言の不備を指摘されると、「解釈の違い」を理由責任回避する。機嫌が悪いときは「解釈を間違えたエントリくんが悪い」といった具合に返してくるので、この日のハテナくんは割と良好。

物差

エントリくん「ハテナくん、物差し持ってただろ。この紙が何cmか分かる?」

ハテナくん「じゃあ、今回はこの物差しを使って、こっちの角度から見てみよう……横10cm、縦は20cmかな」

エントリくん「ありがとう。一応、こっちの紙の長さも測ってくれない? たぶん同じ長さだとは思うけど」

ハテナくん「じゃあ、今度はこの物差しを使おう」

エントリくん「何でさっきと同じ物差しを使わないの?」

ハテナくん「いや、さっきと違う紙だからだよ」

ハテナくんは様々な物差しを、様々な角度から使い分ける。その繊細な使い分け方はハテナくんにしかからない。

雑把

エントリくん「……で、こうフワフワと」

ハテナくん「ハテナくん、ちょっと話が雑すぎるよ。もう少し噛み砕いてから話してくれない?」

エントリくん「え、ごめん。何というか、こう……その時の感動をそのまま言葉にしたほうが伝わると思ってさ」

ハテナくん「……わかる」

エントリくん「あ、わかるんだ」

ハテナくんは、無根拠漠然としている話が苦手。ただし自分共感できる場合は別。

関連

エントリくん「……で、その人は謝ってはいたけれども、弁償はしてもらえなかったんだ」

ハテナくん「それは災難だったね。相手政治家だったら謝るかどうかすら怪しいだろうね」

エントリくん「……それで、その後の僕は家に帰って……」

ハテナくん「政治家はどれ位の頻度で家に帰っているんだろうねえ」

エントリくん「ハテナくん。政治家の話はさっき散々聞いたんだけど」

ハテナくんは、自分の中で関心が高い事柄を色んな話に捻じ込んでくる。少しでも関連性があればよいため、エントリくんが回避する術はない。

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