先日祖父が亡くなったんだけど、そんときに思い出とかを通夜ぶるまいで話す機会があってえーっとって思い出した。
正直あんまり印象ないんだけど、小学校低学年くらいのときに同居してたなって思った。
祖父は「男子厨房に入らず」をこじらせた人で、絶対に自分でごはんをよそったりしなかった。
でも朝の時間帯ってみんな忙しいからわたわたしてて、祖父がおかわりと言っても祖母も母もすぐに対応できない。
私がごはんを食べ終わる頃に「おかわり」と言ってお茶碗を前に出してて、そのあと私が歯磨きして時間割みて教科書用意して着替えをしてさっと身だしなみしてから玄関を出ようとしてちょっとダイニングを見た時。
祖母や母が本当に忙しくて無視していたのか、それとも意図的にそうしていたのかわからないけどなんか空のお茶碗を前に誰も座ってない食卓に座り続けてるってどういう気分なんだろうと思いながら家を出た。
まさか祖父の思い出でそれが一番強烈だったとは言えず黙ってたけど、今思い返すと素直に自分でよそった方がずっと楽だったんじゃない?と思ったりする。
昔の人って「女がよそうべき」ってレベルを超えて「男はよそってはいけない」って考えの人いるからね。 介護施設で利用者の家族にお茶出そうとしたら「男がそんなことしたらいかん...
私の祖父もそんな風だったが、介護に携わるようになって あれは認知症の初期症状だったなあとしみじみ思う