思い出話をする。
親同士がもともと高校の同級生で相当仲が良く、毎日のようにお茶会などと言っては集まってだべっていたので自然俺と幼馴染もほとんど毎日のように遊ぶ仲だった
ある日、学校から帰ってきた俺はそのまま勝手知ったる幼馴染の家に直行し、ピンポンを押したが返事がなかった
約束してたのに、とイラッときた俺は(この頃から短気だった)ドアをガチャガチャしようと手をかけた
で、見てしまったのだ
幼馴染が玄関でうんちをいきっているところを
あとから知ったところによると、幼馴染はその日漏れそうなうんちを我慢しながらかろうじて無事に家に着いた
しかし、幼馴染にはまだ知らされていなかったことだがその日の午前中に幼馴染の家のトイレの鍵が壊れて開かなくなってしまったのだ
かわいそうな幼馴染
哀れな幼馴染
うんちをしたいのにドアはビクともしない
で、半泣きになりながら玄関で踏ん張んことになったというわけ
(玄関の床はツルツルしているので後で掃除すれば結構簡単に綺麗になるんじゃないか?くらいのことは考えていたらしい)
という思い出話でした