2018-02-05

昨日のイッテQ批評

90年代TBS系列世界ウルルン滞在記という番組があった。

芸能人海外のまちや村でショートステイを行い、日本の常識とは異なる世界各国の文化と触れ合うことで、そのまちに滞在した芸能人の中にも変化が生まれ最後には感動的な別れのシーンとなる番組であった。

真面目なノリの番組であったが、後期ではそのワンパターンさによるお涙頂戴感が前に出過ぎてしまい、いつのまにか番組は終わっていた。

昨日のイッテQはチャラい代名詞である手越カンボジアで無一文で数日間生活をさせることでチャラさを改善させるという企画があった。

この企画の中には、「芸能人が、貧しいが故に純粋である(とテレビ的にされている)まちや村で滞在することで、うるるん的な変化が起こる」という前提をもとに、

手越がそのような素振りを見せるたびにナレーション茶々を入れるというスタイルである

まり、「うるるん的変化=感動」であった90年代を、「うるるん的変化=ベタ=笑い」と変化させていた。

これが良いとか悪いとかではなく、なんとも批評的な企画だなぁと思ったし、テレビテレビによるパロディという感じがした。

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