ちょっと前の話だけど、駅から自宅までの道を歩いていたら両親に連れられて前を歩いていた小学校低学年くらいの男の子がいきなり「今日は最高!」って大きな声で言った。今日は好きなものを食べたり好きなことができた、みたいなことも言っていたと思う。そこの詳しいところはもう忘れたけど、「今日は最高!」って清々しい声で言っていたことだけが頭に残っている。
働くことが嫌いで大した稼ぎもなくて彼氏もいなくてアラサーで処女で趣味はアニメを見ることで太っていて両親は私が物心ついたころからずっとギスギスしていて、一方で友だちはどんどん結婚して妊娠して子どもを産んでいる。例えば美味しいものを食べて美味しい酒を飲んで楽しく友だちと遊んだとしても、そういうことがさっと頭を過ぎって今日は最高!なんてしばらく思ってなかったな~と実感してしまった。私もたまにはあの子みたいに「今日は最高!」って思いたいな~ってずっとモヤモヤしていた。
だけど今日は雪だったので会社からお昼には帰っていいと言われて、なんとなくウキウキした気分でいつもはすし詰めなのにガラガラな電車に乗りながら、まあ最高の一日はなかったとしても、ちょっとでもよかったことをちゃんとよかったなって思えればいいかな~って突然開き直れた気がした。
嘘松からの自分語り、女の身の上話からのポジティブ転換にポエミーな締めで創作の役満コンプリートですわ…… これは残業終わりのおっさんか暇な大学生が喪女のフリして書いた増田...
増田さんにいいことありますように!