なぜここまで苦しいのかと思えば、もしかして昨日の出来事が生まれて初めて経験した、「大好きなことを利用されて揚げ足を取られる」経験だったからかもしれない。
ここまで人生20余年、親の環境作りが良かったのか自分にそういう天賦の才があったのかは知らないが、周囲の自分よりも年長の人物は皆、私が「大好きなこと」に対しては常に応援してくれる立場を取ってくれた。
親族だけではない。部活、趣味、学校。関わった大人の尽くは、何故かそうだった。大嫌いだった部活の顧問でさえ、試合で勝ちあがれば応援してくれた。今まで出会った大人は常に私の大好きなことを大なり小なり応援してくれた。
しかし今日、多分生まれて初めて、「大好きなこと」が原因で揚げ足を取られた。さらにまずい事に、その「大好きなこと」が続けられなくなりつつある。
今まで本当にそういう大人には出会ってこなかったからこそ、その衝撃が計り知れない。大人は味方。例え後輩や同級生に敵がいても、大人は味方。自分の気持ちを真摯に伝えれば、応えてくれる。それが私の常識だった。
しかし昨日、崩れた。一度崩れれば後は容易い。今まで味方だと思っていた人たちさえ敵に見える。
人を敵視するのは正直苦手だ。だが敵視しなければ生きていけない年代に自分も入ってきたということだろう。
こんな世の中なら、いっそ世捨て人にでもなった方がマシではなかろうか。