ランドセルの件から思った。
あの行動原理は同情からの正義感である。
自分は可哀想な子供たちのためによりよく正しいことをしている、と信じている人たちの行動。
貰った相手がどう感じるか、もらったものはどうなるのか、その点は計画段階で終わった話であり継続する行動そのものにあまり関係ないのだ。
きっと初めは必要だったしありがたかったのだろう。
しかしもういらないと言い出しても聞く耳を持たないのは、自分は間違ったことをしていないと確信しているからだ。
正義感の前では人は盲目である。
それは宗教の話、思想の話、説教あたりに通ずる話でもある。
自分の行動が本当に他者から必要とされていることなのかということは、何事においても今一度確認しなければならない。
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