子供の頃、どうしてもタコやイカの食感が苦手で、食卓に出ていたとしても手をつけていなかった。
その様子を見た大人が
「こーんなにおいしい物を食べれないなんてあんたはかわいそ~!」
と言って私の嫌いな物を目の前でパクパク食べるのがとても嫌いだった。
今は結婚もし、自立して親と食事をする機会など殆どないから言われなくなったけど、今思い出してもやはり嫌いだ。
非常にしょうもないマウントを取られていたなと思う。たしかにおいしいのかもしれないけど、なんで食べれないから食べないことをああも上から目線で哀れまなければならなかったんだろう。
何より怖いのが、嫌だと思ってたはずの自分も人にそれを言ってしまいそうになること。
旦那と食事をしているとき、偏食な彼に嫌味を言いたくなる気持ちを抑えて小さいころに食べれないものを食べられないのをかわいそうだと言われたことがあるのか聞いてみたら、彼はないそうだ。
こういう小さな歪みが、自分の育ちの悪さを物語る。本当に恥ずかしい。私は自分で気付けたからいいけれど、この手の小さな歪みを気づかずに抱えて生きてる人はたくさんいると思う。自分のふとしたセリフや価値観にこそそれは潜む。
いやそれマウントじゃない お前の好き嫌いをなくさせるために煽ってたんだよ
自分は食物アレルギー持ちでタコとかダメなんだけど、 いまだに好き嫌いだと勘違いされがちで よく友人に言われるよ。 年上に言われるのはデフォだから諦めた。
アレルギーで食べられないって辛いですね。 それはどんどん主張してゆく方向でいいと思います。
今日も女は毒親叩き