福島第一原発はおそらくなるべく小さくしてから石棺で覆うことになるだろう。
それは石炭の採掘がつくったボタ山のような、原子力発電がつくる人工的な山だ。
そして一定期間ごとに再度コンクリートで覆うということを繰り返すことになる。
定期的に工事費が消費される。
日本にいくつもある休火山・活火山もある程度定期的に噴火を繰り返している。
その度に人が亡くなったり、集落が破壊されたりという不可逆的な変化を引き起こす。
もちろんまとまった額のお金も消費される。
日本の歴史のある時期に出現した巨大な人工物。
それは日本の発展に寄与したかもしれないし、していないのかもしれない。