芸能人は全員じゃないけど遊んでる人もいる。
ばれるような人を選ぶ方が悪い。見る目がない。
まわりから見たら優しくも大切にもされてなかったと思う。
仕事でボロボロで身体もボロボロで人生ボロボロだと思っていた時だった。
ただカラダの関係を持つだけのためだから体のいい風俗嬢みたいなものだ。
それでも嬉しかった。
深夜でも昼間でも呼ばれたらすぐに会いに行った。
会えればそれだけでよかった。
たわいのない話をしたり、仕事の話をしてくれたり、お風呂に入ったり、テレビをみたり、ゲームをしたり、仕事場の話をしたり。
心の支えだった。
彼は私を一切否定しなかった。
手を繋いだままで寝るまでそのまま隣にいてくれた。
すこしでも興味があることには、見においで、そう言って呼んでくれた。
ステージに立つ姿はいつもと違って見えたけど、いつもの姿が重なることもあった。
この人は生きているんだなと思った。
彼の生活に私は必要なくなって、そうなればもちろん会うこともなくなったのだけど、
逆恨みもすることも嫌うこともなく生きている。
でもきっとずっと、彼がテレビを眺めている姿を忘れることはなく、彼がステージに立つ姿も忘れない。
踊る姿もしゃべる姿も笑う姿も演技をする姿も忘れない。
まわりはそう思わないはずだけど、私はとても助かっていて救いだった。
きっと大好きで大好きでもう好きを通りすぎている。
どうか元気に幸せに楽しく生きてね。