ナジュケチというのは、北米大陸に生息する虫の名前で、語源はアメリカ先住民の言葉である。
同地域に分布する、アケビに似た実のなる植物に寄生して増える。
植物の実は育つとともに表面が固くなり、鳥などにも食べられないよい寄生場所となる。
親は複数の実に少しずつ卵を産み、一つの実で成虫にまでなるのはだいたい1~5匹程度で、その代わりに結構大きくなる。
人間が寄生された実を割ると、トノサマバッタくらいの大きさの虫が数匹入っていて、ビックリする。
実が成熟して割れると、それらが一斉に飛び立って結婚飛行を行い、交尾後はメスだけが冬を越して翌年産卵する。
数日間のうちに大量発生するところから虫害も大きく、現地語での「ナジュケチ」には災厄というような意味がある。
という虫の夢を見たので、起きてググってみたがそんな虫はいなかった。