最近の話ではなく、昔の話です。ある大学に新設学科をつくることになりました。多くの新設学科にやってくるような人というのはその大学の中から異動する場合も、外からやってくる場合でも、あまり保守的じゃない人が来ることが多いです。新しいものをつくるのだから当然といえば当然かもしれません。
その学科のとある教授は当時の助教授(現在の准教授)のガチ公募を行い、東大出身の人を採用しました。そこから数年経ち、その准教授が別の大学で教授となったため、再度ガチ公募を行い、京大出身の人を採用しました。そこから数年経ち、当時の教授は退官しました。そして、その1年後に准教授は別の大学で教授となりました。
困ったのは学科に残った人たちです。とある研究室の教授も准教授もいなくなったのちに、その研究室の公募をして新たな教授と准教授を採用する必要が出ました。これまで東大、京大という順序で採っていたのでそれに倣って、教授を東大から、准教授を京大から採用しました。そのあとはその繰り返しで京大と東大から採用するルールが生まれました。
おそらく外から見ると初代教授の人が東大・京大と交互に採用をしたように見えたのかもしれませんが、単にそのときの公募で最も優秀な人を採用しただけに過ぎないのでした。しかし、いつのまにか暗黙のルールが生まれました。これは学閥ではありませんが、あとから来た人には崩すことは難しい伝統です。そして、この伝統の合理性はありません。私はどのようにすればよいのでしょうか?
明らかに合理性はないし無駄なコストはあると思うけど じゃあ誰が損してるかというと明確でないのでいまいち改善されなさそう 増田は何か損してるの? 関わり合いにならなきゃいい...