多分、親族皆がメソメソ泣いているところで私だけが普通にしていたからだろう。
悲しくなかったわけではないのだけれど、別に泣くほどじゃなかった。
私にとって涙を流すというのはとんでもない激情に支配されたときぐらいで、正直な所祖母が亡くなったからと言ってそこまでの気持ちにはならない。
逆に話を聞く限り祖母に早く亡くなって欲しい、財産がほしいと語っていたという私の母の姉(何ていうんだっけ?)がわんわん泣いていたのが不思議でしょうがない。お前死んでほしかったちゃうんか?
私も喜怒哀楽がないわけでは無いのだけれど普通の人よりは弱いとは思う。
感情に支配されないおかげで得られるメリットも色々あるけれど、他人からロボットと言われるデメリットよりは大きくない。人間らしくないと避けられることはちょくちょくあるからね。
表情に出ないだけで私も喜怒哀楽を感じているので、ロボットと言われるとちょっと傷つく。
少しのことで喜んだり悲しんだりできる人が心底羨ましい、そっちのほうが楽しそう。