2017-04-07

俺は想像力貧困から人の気持ちが分からない。

例えば、「身内が死んだら悲しい」とか。これも経験してみないと分からなかった。身内が死んだ友人を優しくいたわったりしたけど、これは「人は身内が死んだら悲しむもの」という前提知識がまずあって、じゃあ「悲しむ人には優しくしてあげましょうよ」っていう幼い頃から刷り込みで行動してるだけだった訳だ。

差別だって、よくないって口では言うし、そのつもり律して来たけど、やっぱり自分被差別側になるまで分からなかったことは多かった。そちら側の人らは自分とは姿形は同じ人間だけどよく分からない化け物だった。いつの間にか自分がその化け物になってしまったのは何だか不思議な気分だ。

万事がこの調子から困る。優しさなんてただの機械学習しかないのか。

もしそうだったとしても別にいいんだけど、最近は悲しみの機械学習に困ってる。

めでたくとある事情を抱えてしまった自分はもう結婚は諦めてしまったんだけれど、あれ程未婚に対する風当たりにフーンとしか反応を示さなかった自分がいざそうなってみると辛くなってくる。何でだろうな。悲しい境遇になったのだから悲しむべきだという呪いは重いな。

もう優しいとか悲しいとかが本当に自分感情なのかよく分からない。カラッポだったってことなのかな。

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