http://lfk.hatenablog.com/entry/2017/02/04/132000
ドストエフスキー読もうぜ、と言う割に、なぜ読まないといけないのか、読むとどういういいことがあるのかが全く書いてない。
地下室の手記がオススメというが、あれはそれ自体がある論考に対する反論となっていて、その論考は日本じゃ通常読めないという難物。しかも最終的な結論はキリスト教色が強く、それこそカラマーゾフの兄弟なんかを読んでないと意味不明に陥る。
「地下室の手記」については「カラマーゾフ」のように宗教的なテーマにあまり触れていないから、キリスト教的価値観についてそこまで意識しなくても読み進めることができる。
ホントですか?
ドストエフスキーはトルストイなんかと違って、誰にでも楽しめるエンターテインメント的展開(読者サービス)に乏しいため、娯楽のために読める代物ではない。ドストエフスキーの描こうとした主題をつかみ取るために奮闘するというような読み方になる。
そうなると必然的に予備知識として聖書の知識が必要となってくるわけだが、その辺のフォローもなし。
で、どうやったらそのベースとやらが手に入るのさ。