よくいく某駅の駅ビルのエスカレーターそばに置いてある椅子は座り心地もよく、私のお気に入りの休憩スポットだ
席はほとんど埋まっていたがかろうじて空いていた1席に座れ、ほっと一息落ち着きつつスマホを触っていた
聞くと商売の話をしているようだ
「売買の話にすれば一番良い」
「おたくが5千万で売買してくれればうちは20%ということで」
デカイ金額の話だなあ、なんの商売だろ、と思いつつしばらく聞いていたがよく分からず
こんな駅ビルの休憩コーナーでそんなでかい取引の話とかすごいなあ、ハイリスクな取引で場所も時間もかまってられない感じかな?なんて思ってた
…それにしてもうるさいなあ、そろそろ話もついたようだし、終わるのかな
と思っていたら、切ったあと2件目にかけた
「あ、さっきの話だけど」
特徴的な単語以外は何を言っているか分からず、頭にも入らない。
そろそろ話も終わるかな?→また別件で電話をかける、ということが2~3度続いた
うるさいなあ、と思いながら休憩コーナーの端の席に移動した、しかしでかい声で電話するおっさんの声は続く
このあたりで、なんだ愉快犯的なあれか、と思いつつうるさすぎたので席を立った
ラ・ヨダソウ・スティアーナ