主人公の相棒的存在、作中で活躍する女性のことをヒロインというのは知っていたけれども、女主人公のこともヒロインっていうんだね。
男主人公のことをヒーロー(hero)ということがあって、それの女性形がヒロイン(heroine)だからってことなんだなあ。
つまり意味合いとしては対象が男か女かというだけの差の筈なんだけれど、現代のヒロインという言葉の主な使われ方が、ヒーローとは大きく異なるのは興味深い。
他の国がどうかは知らないけれど、日本だと
・男主人公のことをヒーローとはまずいわれないし、ヒロインともほとんどいわれない。
・女主人公のことをヒーローとはまずいわれないし、ヒロインともほとんどいわれない。
・主人公の相棒的存在、作中で活躍する男性はヒーローとはまずいわれない。
・主人公の相棒的存在、作中で活躍する女性はヒーローとはまずいわない。「ヒロイン」といわれる。
ここから見えてくるのは、つまりヒーローの女性形としてのヒロインだったのだけれども、ヒーローが男主人公的な意味合いで用いられることが少なかった。
もっぱらヒーローってのは作中での役職的意味合いで使われることが多くて、その場合は女もヒーローって呼ばれる。
レスリングで吉田を破った選手が「彼女は私のヒーローだったので、うれしい」ってたよ
元記事に書かれた、「女もヒーローって呼ばれる」の例だね。 つまり、フィクションに限らず女のヒーローはヒロインとはいわないってことかあ。
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