2016-11-20

人生不思議のダンジョンは似ている

子供の頃大好きだったゲーム不思議のダンジョン

今思えば、あのゲームは一回一回のプレイがまるで人生の縮図のようだった。


初めの頃は、周りに出現する敵も弱く、簡単レベルアップできる。

手に入る道具もまずは身につけて、荷物がいっぱいになるまで溜め込んだ。

その方が何かと便利だし。


中層階になってくると、だんだん駆け引き必要になってくる。

出てくる敵も強くなってきて、状況を見誤れば窮地に陥ることもある。

お腹を減らしながらもレベルアップを続けて万全の状態で次の階層に向かうこともあれば、

なんとか敵をやり過ごして次の階段を見つけたらすぐに降りてしまうこともあった。


階層が深くなってくる頃、立ち回りはさらシビアになってくる。

出現する敵は、1体でも厄介なのに、複数で出現したり、モンスターハウスに出くわした時なんて

逃げ回るのに必死だ。


さらに、このゲームには罠がたくさんあり、とらばさみに引っかかったり、

階層を降りたくないのに落とし穴強制的に次の階に進めさせられたりする。


まりゲームがうまくなかった子供の頃の僕は、

確か最終ダンジョンクリアできずに、そのままゲームを止めてしまったままだったように思う。

だいたい、最下層あたりで、装備もレベルも十分でない状態で、ドラゴンに焼かれて死ぬのだ。


それが悔しくて、何度もダンジョンチャレンジしてた。

でも、鍛えあげた武器財産を失うのが怖くて、道具はいつもなるべく持ち込んでいなかったんだ。確か。


今、プレイすれば、うまく立ち回って、無事にダンジョンクリアできるのだろうか。


このゲームのことを思い出したのは、そんなことを人生について考えていたからだった。

  • 人生がRPGに似てるって例えは結構前から各所で訊くね 社会の縮図ってことなら薄汚いMMORPGも的を射ていると感じる

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