2016-10-13

ご飯をよそいに行った

その日私は友人と激しく飲んでいた。

何杯飲んだかわからいくらいべろんべろんになった私は、

友人と別れた後なぜか自宅では無く、

付き合って4ヶ月になる彼氏の家に行ってしまった。

彼氏とは付き合って4ヶ月、付き合う前のデートも含めると、

もう1年以上二人でお出かけしている。

しかし肉体関係がまだだ。

私の方から何度かアピールしたこともあるが、

彼は全くそれに応じなかった。

よく友人にこのことを打ち明けると、

「それってほんとに付き合ってるって言えるの?」

と言ってくる。

記憶に無いが、おそらくその日の飲みでも、

私はそんなようなことを口走ってしまったのだろう。

酔っ払って恋人電話をかけてしまうというのはあるが、

実際に家まで押しかけるのは人間として大問題だ。

親しき中にも礼儀あり、

そんな当たり前のことも、酔っ払った私の脳は処理してくれなかった。

飲み屋から彼氏の家までどうやって行ったのか覚えていない。

彼氏の家のインターホンを押しまくり、

家に上げてもらい、

私は自分から米を研ぎ、

ライス食おうよ!ライス!」

連呼していた記憶けが断片的に残っている。

だが彼氏ライスを食べてくれるどころか、

おかずに指一本触れず、

翌朝私は自宅の布団でひとり目覚めた。

あれは夢だったのか?

いや、夢ではなかった。

なぜなら夜の3時に、私から彼氏

お腹すいた!○○くん大好き!」

と送ったLINEが残っていたからだ。

彼氏からの返事は無かった。

翌日普通に仕事をした。

その翌日、自分のやってしまったことを冷静に思い返し、

死ぬほど泣いた。

女として生きてきた全てが憎らしくてみっともなくて醜いと思えた。

私は恋人から女性として見られていないのかと。

私は女としての魅力がそこまで無いのかと。

女として生まれてきた全てを消し去りたくなった。

女として愛されない自分も、

酔って突然押しかけ服を脱ぎ襲いかかった自分の行動も、

全てが最悪だ。

いっそ警察にでも通報されて、

そのまま刑務所送りにでもなった方がいいのでは無いかとおもうくらいだ。

食べたい。激しく。ただ食べたい。



http://anond.hatelabo.jp/20161013001640

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