どう考えても勝ち組な京大卒の専業主婦女性が自分をどこか不幸な人間ではないかと不安がっている一方で、
完全に人間終わっているとしか思えない底辺家庭の知障女がなぜか人生を漫喫しているように見えたり、
(それは自分の追われた境遇を客観的に見るメタ認知が著しく弱いからなんだけど)
人間の主観的な感情と、外野から評価される客観的事実って一致しないことの方が多いよな。
幸福感に関していえば、仮に全く合法であったとしたら麻薬でも乱用すれば容易に幸福な気分にはなれるわけだが、
脳が機能不全を起こしていれば、どんなに人から羨ましがられるような人生を送っていても不幸のどん底を味わうことになる。
幸福な感情がゴールで、理性や環境はツールに過ぎないとしたら、
たぶん人間はどんな環境にも不幸を感じることで、何とかして幸福を手に入れようとしてもがき続ける動物なんだろう。
手に入れても手に入れても満足できずに、不満の中であがき続けて死ぬだけなんだ。