彼は無類のアナル好きで、毎晩可愛い女の子のアナルをおがんでいたそうな。
「エイノゥ(アナル)のシワの数が女の子によって違うのはなぜだろう?」
ふと、疑問に思ったザーメン・デルは、エイノゥの研究・開発に取り組むことにした。
シワのあまりない女の子の両親のエイノゥを調べると、同じくシワがあまりないことが分かった。
一方、しわしわの女の子の両親のエイノゥはシワシワであることが多いのだが、片親があまりシワがない場合もあることが分かった。
色素沈着もシワと同様に両親から影響を受けることが分かった。
研究を進めていくうちに、ザーメン・デルはある仮説を思いつく。
この仮説によると、シワの多いエイノゥと茶色いエイノゥは優性、シワの少ないエイノゥと薄い茶色のエイノゥは劣性であるというのだ。
シワが多い A
シワが少ない a
茶色い F
薄い茶色 f
これら遺伝子は対になっており、優性の遺伝子が表現型として発現する。
つまり、シワが多くて薄茶色いエイノゥは、AAffまたはAaffとなる。
純系の茶色いシワエイノゥAAFFと純系の薄茶色いシワ少エイノゥaaffを交雑させると、
茶・シワ多(AF) : 茶・シワ少(aF) : 薄茶・シワ多(Af) : 薄茶・シワ少(af) = 9:3:3:1
しかし、この偉大なる発見は歴史の闇に埋もれてしまうことになる。
なぜなら、ザーメン・デルが恥ずかしくて公には発表しなかったからだ。
後に、メンデルと呼ばれるザーメン・デルの生涯はここで幕を閉じた。
彼の死から50年後、このザーメン・デルの遺伝の法則は、ドフリース、コレンス、チェルマクらによって掘り返され再発見された。