仕方がないことだけど,続けてると批判も出てくるし,陰で叩かれる。楽しんでくれる人が増えるにつれ,文句を言う人も増えていく。万人にとって最高なイベントなんてないわけだから,せめて少しでも他人に迷惑をかけないよう,批判を受けて改善していけるよう,努力はしているが,たまに心底うんざりする。批判を受けて改善するくらいなら,そもそも全てやめてしまったほうがいいんじゃないかと思う。
自分が楽しいだけのものは,地球の限りあるリソースを消費してまで達成する価値のあるのあるものとは到底思えない。だから自分なりにひとの役に立とう(ひとを楽しませよう)と思ってこれははじめた。「君が好きでやってることなんでしょ,他人の評価なんて気にするな」といわれてしまうと,なんだか,そうじゃないんだよ,という気持ちになる。
以前そういうことを口走っていたら「他人を楽しませてやろうだなんて,それは傲慢だ」と言われたこともある。確かにそれはそうだと思うんだけど,でも自分ひとりを楽しませるだけなら,もっと手軽で簡単で誰にも迷惑をかけない方法が山ほどあるわけでさ。
他人に少しでも迷惑をかけている状態で,頭を下げてまでやる価値がこの企画にあるかといわれると,ないと気がしている。ここでぜんぶやめちゃったら,おれの無償労働は全て無に帰すけど,でも言ってしまえばそれだけなんだし。
楽しくなければ辞めちゃえば,って,そうも言われるけど。でもそんなことを言い出したら人生で楽しいことなんて何にもないよ。でも何もしないでいるのはもっとつらいから,せめて比較的つらくないやるべきことを探して生きるのが人生じゃない。ほかの人は,そんなに生きるのが楽しいのかなあ。
自分なりには精一杯やっているつもりだ。それなのに陰で文句を言われて,仕方がないと頭ではわかっているけど,はっきり言って嫌になる。向こうの言い分の方が正しいので,尚更うんざりする。結局,おれは邪魔者なのだ。生きている価値のない邪魔者なのだ。