昔は職場に綺麗な女連れの客がいると羨ましいと思ったものだが、
実際それよりも遥かに高い外見レベルのを好き放題抱いてからは全く羨ましくなくなった。
というか欲求自体が著しく減退。
女も欲しくない。肉も食いたくない。いつまでもだらだらと寝ていたくない。
三大欲求が精神の内側に後退していく、その退嬰を見るような感覚だ。
思い切ってぱっと大金ばら撒いたはずなのに、それで浪費癖がつくどころか逆に、どんどんお金が貯まってゆくようになった。
必死こいて頭使ってかき集めた金をバカみたいな真似にぱっと使うのはどこまでも非生産的な行為で、
カタルシスが満たされて欲求も昇華されるくらいしか効能がないと思っていたけれど、
それでも得られるものには、ばら撒いた紙幣分の価値くらいはあるもんなんだな、と思う。
元々薄れていた欲が、試しに経験した事のないレベルの遊蕩に耽ってみて、さらに欲が失せる結果になるとは思いもしなかった。
食事も女も睡眠も、いつでも得られる、と思った途端に欲求がたちまち消えてゆく。
ハングリー精神がモチベーションを産む以上、飢餓感が失せたブルジョワは無気力にしかならないのか。
それでは死への準備を済ませた老人と同じではないのか。
欲望の充足を目的にした人生を卒業してからが本番だと仏陀は言ってる。
そのあたり、仏陀が何て言ってるか訊いてみたいけど…宗教だから「御仏を崇めよ」って事しか言わないんだろうな。 ともあれ、欲望がなくなったら何もしたくなくなる。 後は… しな...
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へえ、崇めろ崇めろ言ってない人なのに、後世、宗教の御本尊みたいな扱いになっているのか。わからないもんだね。 自分の国を放り出して妻子も放り出してひたすら宗教に傾倒して国...
そのイメージはどこで培ったんだ? たしかにブッダは妻子は投げ出したけど国に戻ってるし、妻子ともども弟子にしてるし、彼の国は(ブッダが生きている間は)滅びてないし、そもそ...
へえ、そうなんだ。じゃあ今の仏教ってだいぶ変質してるって事か。 それにしても本当に仏陀好きなんだねえ。日を改めてトラバしたのに、速攻でトラバ返ってきたし。印度史だったか...