2016-02-03

旦那が死んだ

晴れて未亡人の仲間入りだ。

三十半ばで同級生旦那が死にまして、未亡人になった。

葬儀はめんどくさいので密葬で終わり。

職場関係の方には挨拶するのも疲れるし、ほとんど交流してない旦那側の親戚に会うのも面倒なので私と私の両親と旦那の両親だけで済ませた。

しかし、病気が発覚してから今まで、本当に子供がいなくてよかったとしみじみと感じている。

ここ最近少し年上の上司たちが数名死んだので葬式に行ったが、皆ことごとく子持ちだった。

奥さんは本当に悲壮そうだった。

子供がいたらそりゃ考えることがたくさんあるよなぁ、一方で私は何も荷物がない。とても気楽だ。教育費とかそんなことを考えずに済む。

よく「私が死んでも悲しむ人はいるかもしれないけど、困る人はいないもんね」とお互い言っていたけど、まさしくそんな感じだ。

そして、私は困る人がいないどころか悲しむ人すらいなくなった。

いや、もともと私が先に死んだとしても旦那は悲しまなかったかもしれない。

とにかく子供がいないことがこんなに素晴らしいことだとは思わなかった。もともと欲しくないから作らなかった人間だが、その判断は正しかった。本当に子無しでよかった。

早死にする劣った男の遺伝子などこの世に残さなくて本当に良かった。

そして夫婦は合わせ鏡。そんなのを選ぶような私も劣った遺伝子の持ち主なのだ

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