一つの側面が否定的に受け止められていると、他の側面まで否定的に受け取られてしまう効果を言う。
実験を行ったのは、アメリカ、イースタン・ケンタッキー大学の研究グループ。
女子学生170人を対象に、いわゆる『イケメン』と、『それほどでもない(原文では unattractive・ぱっとしない)』男性の写真と、
それぞれのストーリーを見せ、どんな印象を持つか調べました。
ストーリーには「普通の行動」と「非常識な行動」の2種類があります。
その結果、意外なことに単純な『見た目』だけではイケメンでもそうでなくても、あまり印象は変わりませんでした。
ところが、「非常識な行動」をとると、器量の悪い男性は一気に嫌われてしまい、一方イケメンの方はそれほど否定的な評価を
受けなかったのです。
「同じぐらいの罪を犯したとしても、器量の悪い被告人は美男の被告人よりも重い刑罰を受ける傾向がある」
「人を見た目の影響で判断してしまう可能性があると自覚する必要がある」
と主張しています。