統合失調症は陰性期が非常に辛い。陽性状態の時はいろんな幻覚や妄想が襲ってきて非常な恐怖と何かが亢進しているような状態を味わっている、時に多幸感が多発していた時もあったが、自分で把握できない事象が多く訪れる。それらは脳内物質が過剰である状態ではあるがあまり楽しくないことが多い。しかも、過剰すぎる脳内物質が自分の脳を壊していく。そうして受容体はぼろんぼろんいなった時に産生物質が枯渇しだす。産生もしないし受容体もブッ潰れている。そうして、訪れない回復を待つ。ガイドを見ても、うつ病の場合は正常値まで戻るのだが統合失調症はぼかされている。ああ残念。ぼくたちは正常には戻れないのであった。このような判断ができるころには、劣ってしまった自分だけが残るのだ。ああ。つらい。しかし、我らには守るべきものは少ししか残っていない。めちゃくちゃな生活を送ってきたから。どうせ早死にする。なら、太く生きよう。力強く。そんな感じでまた、お薬をせっせせっせと飲む暮らしが始まる。そうはいっても、これがないととうに死ぬタイミングはいっぱいあった。薬で生かされているわけではない。ここには自由意思がある。