リスクをスケジュールに織り込む。ってのはもう大昔から言われているのに、相変わらず失敗しない前提(ゼロリスク前提)のプロジェクトをたくさん見かける理由をちょっと考えてみた。
リスクをスケジュールに織り込むためには、組織のナレッジメントやマネージャの論理的な思考が必要なんだけど、カンと経験、嗅覚なんかも重要だと思う。
気が付くか/気が付かないかがまずあって、気が付かないとそこでアウト。気付きはナレッジ、カン、嗅覚、注意力が大事なんだろうなあと思う。
その気付きを時間(スケジュール)に適切に反映させるのは経験や論理的な思考なのかなと。
そして、それを関係者に周知していくのにガッツが必要になるんじゃないかと最近思った。
「こういうリスクがあります。なのでこれだけ時間を確保します。」といった不確実な未来の話(しかもネガティヴな)を上司や顧客に納得してもらえるように説明し続けるのはかなり消耗度の高い仕事で、これをやり切れる人はガッツがあると言っていいのではないかと。
ガッツの無い人間はそうした説明をやり切れないので、リスクをスケジュールに織り込むことができず、失敗しない前提のスケジュールが出来上がってしまう。その結果は。。みなさんご存じのとおり。