2015-07-28

細田守と私

金曜ロードショー、三週連続細田守作品放映を録画していたものをやっと見終わった。

そして何回観ても思う。

細田守価値観が合わない!!!

特におおかみこどもに関してはもう本当に価値観の合わなさに始終私は怒っていた。(でも観てたので結局嫌いではないのよ)

ま、これに関しては自分が姉で弟がいてという環境が大きく作用しているので本当に私的な怒りです。

結局母親は息子に、父親の姿(というより恋人としての彼)を重ねていたし、そういう点において多分娘よりも存在として重きをおいていたんだろうな。

でも息子(男)は、人間日常)を去ることを選び、母(恋人女性)はおおかみ(非日常)を選ばなかった。

この男は家庭や日常を顧みず出て行き、女は日常を選び家庭を守っていく。

っていうのがもう本当にダメ根本的に。

ではどうあれば私が納得したのだろうと考えて、ラピュタだ。ジブリだ。

駿の女性たちはみんな日常なんて選ばなかった。

いつだって世界を守るために男たちの母親となり恋人となったことに多分細田守と変わりはないけれど、

彼女たちは戦った。自分の手で、足で、体で。

から雪も戦うべきだったのだ。

おおかみとなろうとする雨にか、自然にか、なんかよくわからん敵でもいい。

雪が戦って、それで雨も勇気をもらい、最後にその勇気をもらった事で雨がおおかみとしてやっていけるという展開なら、まだ。

っていうか戦うべきなのはまず細田守かもしれない。

おおかみこどもの雪と雨にしろっ!て。

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