そこから転じて「ある物事の構成要素を、一定の基準に基づいて最少単位まで分けて調べる(一語いうと「分析」)」
例えば、「正義という概念を腑分けすると、①個人の取り扱われ方が通時的に一貫性をもち、②諸個人の間での取り扱われ方が非恣意的で、③不平等な取扱いは、正当な基準に応じた比例性が必要となる」という風に。
しかし、どうやら単なる「物事を識別する、分ける」程度の意味でも使われている様子。
例えば、「雄と雌とを腑分けする」、「本物と偽物とを腑分けする」、「政治と文学とを腑分けする」といった使われ方。
そこで「腑分け」の意味を調べるべく、手持ちの辞典にあたっても「解体、解剖」を指す言葉としか書いてない。
ウェブ検索で「腑分け 意味」を調べるとこういうページがでてきて
腑分け:例文
とあるのだけど、単なる「物事を識別する、分ける」という用法には触れられていない。