2015-02-11

ヘイト主義

何かに反発してるから叩いてるんじゃない、叩きたいから叩いてるんだ。叩くためにものを見て、叩いて楽しむために物を消費しているんだ。

あの有名人を煽るのも、あの話題作を貶すのも、そいつらに問題があったかとかどうでもいいんだよ。

 

いやそりゃ口実が合った方が円滑な攻撃が出来て楽になるけど、実際ものを責めるのに理由なんていらないからね、

それでも叩かれてる側のファンというか厨は無駄に誠意を持ってその人や作品に原因を求めようとしてくれるからかなり楽になる。

というか素直に叩きたいだけだろと言う突っ込みが意外と少ないのに驚くね。こっちはいわゆる叩ければ何でも良い「ヘイト主義」として通してるだけなのに。

やっぱりアンチって扱いで言葉意味が影響でもするんだろうか。今時大していない真っ当な反発者だと思って勝手責任感じて貰えるんなら、これも叩くのに都合が良い。

 

こうしてファンが無駄にお利口である限りアンチは常に優位にある。攻めてる方が楽しいしまともでいようとしても攻められてストレスたまるから当然だけど。

ただ、それでも人間たまには迂闊にも好きな物が出来てしまうから困り物。

「今叩かれてるアレになびいてはいけない」「多分荒れそうなあの作品に触ってはいけない」「擦り寄るなら余所を叩くダシに出来る物に」

と、結局空気を読む力が必要になるって意味じゃ楽じゃない。

 

でも攻める側にいられればそれで良い。

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