2014-12-08

小学生の頃のホラー?体験

ふと思い出したから書く。小学校低学年の頃、授業かなんかでクラス全員で学校の外を歩いてた時のことだ。2列ぐらいになって、先生が先頭になって……という感じで。

その歩道には視覚障害者向けに点字ブロックや線字ブロックが敷かれていて、自分はなんとなくそれを踏みながら歩いていた。線字ブロックって、出っ張ってるところが4本あるやつね。そしたら、ある線字ブロックの中心、でっぱりとでっぱりの間に、文字が書いてあったんだ。

貴方は私を踏んでいる」って、縦書きで。

実際にブロックを踏んでいた自分は心底ぞっとして、書いてあることを確認しようとしたんだけど、列が進んじゃったもんで、その場で立ち止まることができなかった。そして、次にその道を通った時にがんばってそのブロックを探したんだけど、結局見つからなかった。しっかり書かれているように見えた文字は何度往復してもどこにもなかった。

小学1年だか2年だかで「貴方」とか「踏む」とかが瞬時に読めたのは不思議なんだが(「貴方」は「あなた」だったのかもしれないし「貴女」だったかもしれない)、読書好きでずーっと本ばっかり読んでいるような小学生だったから、なんとなく読めたという可能性はゼロじゃないかな……とは思っている。

冷静に考えれば単なるいたずら書きなんだろう。文字が消えたことにしたって、誰かが自治体に報告するなりしてそのブロックだけ入れ替える工事がされてれば、それなりに注意深く見ないと痕跡が分からない気はする。でも当時の自分は相当怯えたし、文字を見てしまったその日は怖い夢を見た記憶がある。今でもその道を通ると、なんとなくあの文字列を探してしまう。

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