就活のとき、地元に帰るか東京に出るか散々悩んで東京に決めた
大学のある街から、毎日電車に乗って2時間かけて会社説明会へ向かう
東京と東京にいる自分のなにもかもが嫌だった
待っても待っても山手線は満員だ
知らないひとの頭頂部一点のみを見続けるしかなく電車で目的地に向かう
誰かに押されたらどうしようとビクビクしながらゼロ距離で階段を降りる
3mおきに牛丼屋コーヒーショップ牛丼屋しかしどこも満員だ
過疎化とは。少子化とは。限界とは。
昔みた映画のセリフ「怖いねといって彼らはディナーを続けるのさ」を思い出した
この街には、本気で地方のためになにかしてくれる人はいないのだろうと思うと、
なんともいえない絶望と、わたしも地方を捨ててきた罪悪感でいっぱいだった
もうすぐ東京に住んでわたしも2年
あの頃なにをそんなに憤っていたのかもうよく思い出せない
地元のニュースをみても罪悪感は無くただ恋しさだけを感じる
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