2014-08-13

会議室によばれた

突然、部長から会議室に呼ばれた。

部長はまだ40代前半なのにやり手で会社出世頭。

次期社長レース最右翼である

しかも剥げていて独身。鼻は大きい。

結婚するならこういう人もありかなーと漠然と思いから

就業後に不定期に一緒に呑みに行くようになって5年。

付き合っているのか付き合っていないのかわからない状態で、

私も30を超えていた。

ちなみに部長の好きな酒はベルモット。私はドライジン

で、何の話かなーとおもって部屋へはいると

いつになく真剣な顔。ちょっと焦る私。

ええ、へへ、何のご用でしょーか?

また、何かやらかしちゃいました?

と、雰囲気に飲まれ、若くもないのにおどけて尋ねる私。

自分ことながら痛々しいと思いつつも、

ストレートに聞けない自分が嫌いだ。

しばし沈黙の後、部長が重い口を開く

「突然だけど…ボリビアへ行かない?」

は?え?旅行……じゃないですよね?そこって南米

「うん、現地法人の立ち上げ」

少しでも結婚?とか頭の片隅にあった3分前の自分阿呆らしい。

そもそもボリビアってどこだ。

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