最近、創作物で「主人公が成長する物語」をよく見かけるようになった。
少年ジャンプみたいに、能力とかバトル物のことを言っているのではない。
主人公が偶然放り込まれた、もしくは流れで入った、都会とは違うとある特殊な環境で
そこでの人とのつきあいかた、自分が受けていた恩恵、自然の大切さ(何故かこれがある)を学んで、
恐らく創作の動機は、その特殊な環境の現状を周知啓蒙させるべくっていうのが強いのだろうけど、
主人公が総じて「ナヨナヨしたバカな若者」なのがいただけない。
そんなクソな主人公が自然豊かな特殊な環境で育った大人たちに、最初は排除され、叱られ、
心を入れ替えた若者が最終的には認められる、ってパターンはもう見飽きた。
作者からすれば「ナヨナヨバカ」は扱いやすいのかもしれないけど、
見る側が、自然とか伝統とかを後ろ盾に、「今の若者はナヨナヨバカだ」と決めつけるおそれがある。
そうだよ!今の若者はナヨナヨバカだよ!ちくしょう何でも言いたきゃ言え!
「見返したきゃ我々年配様が体験してきた苦労を味わって心身を鍛えろ」だって?
おめーらの言いなりなんかなるかボヶ!嫌だよバーカ!
「そんなだからナヨナヨバカから抜けだせねえんだろボケカスが」だって?
くそっ