ド田舎で悲しくなるような環境でパーマネント助教についてしばらく経つ。
つらかったポスドク時代と比べると、のどかで、細々ながら研究の真似事みたいなことはできて、非常にありがたくはある。
しかし、これでまともな研究と言える研究なんてできるんだろうか、この先、研究環境も次第に整っていくんだろうか、とか思うとこわい。
いま、知り合いに、非パーマネントのポストだけど口きけるかもしれない、って話をもらって、すごい悩んでいる。
研究者としては、行くべきなんだろうと思う。
行ってダメなら死ねばいい、みたいな気持ちを、研究者としての覚悟というならね。
いまのような、まともな研究環境じゃないところで、文句いいながらのんびり生きていくことが、幸せだったなと思う日が、年を取ればくるのかもしれない。
でも、こんな絶望的な田舎での平穏って、人生を賭してまで守るべきものなんだろうか?
それは全然そうは思えないんだよなあ。
もしその話がうまくいけば、それなりの都会で、故郷に近いところに帰れる。
こういう、当たり前のものが当たり前にある環境に妻子を暮させてあげることが、妻子のためのような気もする。
田舎の死んだようなパーマネントにしがみつくことが、妻子のためかはわからない。
妻も、一生ここで暮らすのは勘弁かも、って言っている。
しかし、こんな環境に長くいたら、非パーマネントだとしても出ていくことは困難になりそうだよな、と思うと焦る。
最悪のケースを考えると怖いのはやまやまだが。
助教でスライドできたら任期は再任もマックス含めれば10年以上、特任助教みたいなのだと、ポスドク逆戻りってことだよねえ。
はあ。
うーん、どうしようね。
いまは一応パーマネント獲得してるわけだけど、バイオ系の惨状を忘れたわけではないからなあ。
威張れないような悲しいポストだけどね。
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