これまで「やればやるほど本人のためにならないイネイブリングの輪廻」からようやく父親が外れて弟を追い出したんだけど、弟は勝手にカギを開けて戻ってきてたらしい。オレは知らないで家出を少ししたのだけど。オレの事で怒ってたらしいからちょうど良かったのかも。
そのあとも「3年後の春にな。もうここら辺にいるな。福祉とか病院にいけ。」とか言って家を出したらしい。ちょっと感動的に送り出したらしい。歳とった父親って言うのはそういうもんだろう。
そしたら、オレんちのマンションのロビーに入ってきてソファーで寝てた。オートロックの番号を知っているから。夜中寝てた。恐ろしく酒臭かった。またも期待を裏切った。当たり前なんだけどな。アル中なんて。信じる方がバカというか、それじゃ本人のためにならない。
そのまま、知らんぷりしてようかと思ったのだけどみなさんの迷惑になるので…
眠ってるところをパコーンと足を蹴り上げて凄んで追い出した。我ながら相当おっかなかったと思う。
そして家に戻った。オートロックの番号を変えなきゃいけないと思った。確認作業などをしなきゃいけないから、表に出た。するとまた弟はロビーのソファーで眠っていた。この間せいぜい5分。完全にナメきっている。そう言うもんなのだ。わかってる。
これまでは「はいーいってらっしゃいーバブー」って感じで家を出させたので…
バコーン蹴り上げて頭を張ってローキックだのなんだのやりながら「おりゃわりゃ」凄んでみたら殴り返そうとしてきたのでパコーン。全然出ようとしないから引きずり出して背中を後ろから思いっきり蹴っ飛ばして「放り出してやった」。オートロックの番号も変えておしまい。
親父は「体力が弱ってる」なんてメソメソしてるが…
弱ってたら、あの程度の攻撃でも死ぬだろう。
抵抗してたし殴り返そうとしたしピンピンしてたぞ。
大丈夫。しばらく死にゃしない。
…
これでかえってくる事も無いだろう。何せオレが家長なのだから。家長はなるべく黙ってみていた。そうしないと飲んでしまうからだ。家長がご機嫌だから大丈夫だ、と。
今回オレは初めて凄んで「追い出した」