2013-11-21

千羽鶴で思い出した話

ある小学生兄弟白血病になりテレビニュースで特集として放送された。

内容は学校に行きたいよう!とかいありがちな時間つぶしネタで一週間放送された。

それからその兄弟の通う小学校に大量の千羽鶴の束が贈られてきた。

クラス児童たちは、その千羽鶴を思い思いにアレンジしてデコレーションした。

しかしよく見ると何やら文字が書いてある。『がんばろう福島!』

そして送った学校児童の集合写真が添えられていた。校庭の遊具に吊るされた大量の千羽鶴

児童たちは皆にっこり満面の笑みだったが、全員の手やポケットからマスクがチラリと見えている。

あらためて千羽鶴をよく見ると、あきらかに太陽の日で色があせている。

そして段ボール箱の千羽鶴の入っていたビニール袋を止めてたセロハンテープには何やら薄黄色の破片が付いている。

それはゴム手袋の切れた断片だった。既に教室内はプルトニウムセシウムの粒子が飛び交い汚染された後だった。

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