某ブログを読んでいて思い出したこと。
自宅→自分ちの車→鉄道→会社→鉄道→路線バス(もしくは自分ちの車)→自宅
仕事が定時で終わり、寄り道せず電車に乗っても、家からの最寄り駅からの路線バスは最終。
最終を逃したらタクシー。2000円ぐらい。
最終バスを逃してしまいそうなときは(実家に)連絡して、駅まで車で迎えに来てもらうことも多かった。
その日は、ひどい土砂降りで、私は、最終バスに間に合っていた。
バスを降りようとすると、バス停の近くに黒っぽい車がいるのが見える。
まさかこんなところまで?と背筋が寒くなった。
バスを降りると傘をささないまま、バスの車体で黒っぽい車から見えないようにすばやく動いた。
バスが出発したと同時にしゃがみ、次に伏せた。伏せて田んぼの土手のところまでほふく前進した。
ストッキングが破けた感じがする。構うもんか。でも靴が脱げてどこかにいっちゃったらイタい。靴はあんまり持ってないし。
(中略)
その黒っぽい車は、あまりの土砂降りに心配した実家の車だった。
家人は、バスが止まって確かに誰かが降りてきたようだし、だとすれば私のはずなのに、誰も居なかったと怪訝がっていた。