2013-11-17

僕は、彼らのためには働けない

2年前くらいに会社をやめた。やめた理由は1つじゃない。いろいろある。

たとえば上司が嫌なやつとか、給料とか激務だったとか。やめた直後はもうそりゃ死ぬほど前の会社の悪口ばっかり考えてた。

ところが辞めてからというもの、意外にも会社はどんどん良くなったらしい。労働環境改善されたり、上司が考えを改めたり、今は悪くないみたいだ。正直、元同僚に話を聞いてすこし羨んだ部分もある。辞めたくせになにを、と思うかもしれないけど、でも良くなっているらしいので、元同僚のことを考えるといことだと思うし、よかったなと嬉しく思う。

ただじゃあ、魅力的な会社になったからって戻りたいかといえばそうじゃない。むしろ戻りたくない。もっと言えば近寄りたくない。

僕はあの会社顧客が嫌いだった。

僕は彼らのためには頑張れなかった。彼らのためにもっと頑張ろうとか、そういう風に思えなかった。もっと偉くなれば利益かいろいろ考えなきゃいけないことがあるんだろうけど、末端の僕にとっては利益よりも顧客が喜ぶのを目指す方がわかりやす目標だ。でも出来ない。微塵もそんなやる気はわかなかった。

今の会社顧客のことは別に、嫌いでも好きでもない。この人いい人だなーと思う人もいれば、いやな人だなぁと思う人だっている。全部ひとくくりにして嫌いってわけじゃないし、じゃあ全部好きかっていうとまぁやっぱそうでもない。けど、好きになれる人たちのいる層だから、まぁ彼らが幸せになれるのはいいことだなってすんなり言えるし、頑張れる。

前の会社顧客層はまだ、嫌いだ。はっきり言えるほど嫌いだ。僕は彼らのために微塵も頑張りたくないし、今の状況なら金もらっても何もしたくない。

本当は金もらってるなら好きとか嫌いとか言ってはダメなんだろうなと思う。でも無理だ。それほど僕は彼らが嫌いだし、苦手だ。そんな僕が一時とはいえ、彼らのために働いたことは申し訳ないことだとすら思う。こんなにも敵意しかない人間が彼らのために仕事していたという事実は彼らにとってはひどいことだろうと思う。

でもだめだった、僕は彼らを受け入れられない。それは今も。多分この先も。

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