2013-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20131109131634

結局、何が「子孫に伝わるもの」か、ということなんだよね。

一番強いのは遺伝。これは疑いようがない。生物として変えようがない。

動物でも他者の子供(種さえも違う)を育ててしまう物も居るが、それらは単に「騙されてる」(自分遺伝子を残せると勘違いしている)ケースが多い(他種の場合にはそれのみ)。

場合によっては、種全体の益を取り他者の子供を育てることもある。


だが、人間場合、各人が子供をきっちりと作る、という生物になっている。つまり「個」がとても強い。

したがって、それを理解した上で他者の子供を育てる、と言うのは難しい。

だが、人間にはものを「伝える」という能力がある。

この能力により、過去経験をすべて知識として一瞬のうちに取り入れ、スタートポイントを一気に繰り上げることができるため

人間はここまで進化できた。

まり人間遺伝子以外にも「伝える」手段を得ている。

他の動物にもそういう点があるかもしれないが、言葉や文字などによって与えられる情報量はその比ではない。

この「情報」を伝える、残す、ということを養子にすることで、遺伝子を残す、ということの変わりとして考えられるかどうか、が問題。

ある意味、「遺伝子」も一種の情報しかないわけだから、本当に人間進歩すると、遺伝子よりも外部情報のが大きくなり、

遺伝子の影響など非常に小さいものになるかもしれない。

そういった時には、もはや「血」による伝達よりも、「情報」自体の伝達が重要になり、そうなれば自分の子であろうと他者の子であろうと、

情報を十分に伝えられさえすれば同じもの、とかんがえられる時が来るかもしれない。

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